羽化をしくじる揚羽蝶

羽化をしくじる揚羽蝶サムネイル01

柑橘系の木のそばに落ちていたのでナミアゲハのように思うのだが、翅がボロボロなので判別がつかない。残念だけれど、羽化をしくじったようだ。

気分的には羽化というより翅化なのだけれど・・・蛹から出てきて成虫になる時、翅を広げるために体液を翅脈に送り込むのだが、何がしかの理由で上手く行かなかったのだろう。左の翅が広がる事無く・・・しわくちゃのままになっていた。

右の翅も羽化の時になったものか、飛べないが故に天敵にやられたり、地面をバタついている時に傷ついてしまったのか? コチラの翅もボロボロだ。

羽化をしくじる揚羽蝶02サムネイル


ウィキペディアを見ると羽化によく見られる事故なのだとのこと。翅が伸びるための十分な空間が無かったりして、柔らかい翅が何かに触れたりすると翅が十分に伸びきらなかったり、歪んだりする。

写真で見る限り、右の翅は体液が上手く送り込まれずに広がる事さえなかった様子だ。

翅が伸びきるのに数十分、乾くにはさらに時間がかかるとの事。その間はあまりにも無防備なのだが「もっとうまくやれないものか」と思うのは人の愚かさ故か?

ネットを見ていたら、羽化に失敗したモンキアゲハを保護して12日ほどハルジオンや水を与えて面倒を見ていた人のホームページがあった。自然の摂理に抗う事へのためらいと、それでも見捨てるのが偲びない・・・という管理人の気持ちが伝わる内容だった。

わたしはと言えば・・・コンクリの固い地面にいるのは辛かろうと、ひょいと摘んで柔らかい土の上に投げた。それだけ(゚Д゚ ) それで十分という考え。

他の生き物にとっての食料となるのだから。

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