蔡國強展:帰去来を観に行った

日曜美術館のアートシーンを見ていたら、館内で爆発している映像が流れた。
横浜美術館で行なわれている「蔡國強展:帰去来」紹介のワンシーン。

その爆発で制作された作品がお出迎えしてくれる。(この作品に関しては撮影可、ただし、フラッシュはNG)

帰去来 夜桜



蔡國強展:帰去来の最大の売りはおおかみ、壁撞きであろう。

この展示に関しては「さすが横浜美術館(`・ω・´)」って感じである。この作品、インスタレーションと言っていいと思うのだけれど、インスタレーション、作品の中に入って鑑賞できるのはかなりのレアもの。

おおかみの群れの中に入って作品を堪能できる。

飛び上がっているおおかみの群れの下からの鑑賞が可能。

その気になれば、おおかみと一緒に見えない壁にぶちあたることもできるのだ。もちろん、大人はそんな事してはいけません(#゚Д゚)ゴルァ!!

キーファーのインスタレーションを観に行った時は、飛行機に乗る事できなかったからなぁ〜(´・ω・`)

群れの中で「壁撞き」を鑑賞していると・・・日本で生活してきた人と中国で生活してきた人では受け取る印象が異なるかも・・・そんな思いに駆られる。

これは日本で生活してきた人がアートシーンorアートマーケットでどうしても周辺扱いされてしまうのと根が同じ様な気がする。

展示全体として個人的にはボリューム不足感があるものの、良い展示であることに間違いない(`・ω・´)

存命の作家であること、火と煙となって作品が消えてしまうこと、現代美術のスーパースターであることを考えると展示もままならないのであろう。

個人的には現代美術を美術館に展示するには難があると考えているので。
現代美術は展示向きではない。

蔡國強氏がビデオの中で語っていた内容が印象的であった。
「日本にはギャラリーが3,000以上あるのだから、どっかが自分の絵を扱ってくれると思っていたのに、どこも扱ってくれなかった。」

絵画の役割は終わっている・・・そんな言葉を思い出した。

容易に美術館で展示できる様なタブローは、現代美術として成立しにくい?のかもしれない。

また、北京オリンピックの花火。蔡國強氏がディレクションしているようだけど、我々がテレビ画面を通じて見たそれは・・・CGで合成したものと聞いている。

そう言った事もテンションが下げる要因ではあるものの・・・やっかいな世界と対峙している現代美術の側面と思えば勇気も湧いてくる。


ところで横浜美術館、嘗ての記憶ではもっとパーッと開けた場所に在ったと思ったのだが・・・美術館のスタッフに聞いてみたところ25年前にランドマークタワーが出来たとの事。

(゚Д゚ )実に四半世紀ぶりに横浜美術館に訪れた様だ。

桜木町も変わったね・・・嫌な感じになった。

銭はいっぱい落ちるのだろうけど。

それでも超〜巨大なウェルカムボードでお迎えしてくれた蔡國強師のハートはしっかりお持ち帰りっヽ(≧▽≦)ノして家路についた。

電車で1時間30くらいかかるので、なんだかクタクタ〜っ(;´Д`)


蔡國強(さい・こっきょう、ツァイ・グオチャン)
なかなか記憶出来ない(´・ω・`)


「田中一村と東山魁夷」を観に行った

田中一村と東山魁夷 —千葉ゆかりの画家たち、それぞれの道—を観に行った。

唐画もん—武禅にろう苑、若冲もの同時開催(収蔵作品展)として行なわれており、おまけ感があるのだけれど・・・どっこい、私の目的は田中一村なのであった。

唐画もんも、ドラえもんも、ほりえモンも興味は無いけれど、日本画(唐画もんは唐画なのだが)についてもボチボチ知識を仕入れていてもよいだろう・・・との判断からちょっかいを出してみた。

山水の様な画が展示されていたけれど、あまりよくわからない。よくわからないけど、沢山観ているうちに「なんか解るだろう」的な気分でサクサクと展示を観て回る。

墨絵とか、今進行している仕事のアイデアになるかも(*´∇`*)と思いつつ、パクリはイカンぞ(`・ω・´)と心に誓う。

展示を観ていたら突然田中一村と東山魁夷のエリアに突入。

一村が凄すぎて、東山魁夷がチープに見えるほど。

一村の生涯を思えば、納得がいくのだが表装が安っぽいし、痛んでいるものが多い気が。表装にかけるお金がなかったのだろうし、管理も個人レベルで行なわれていたのだから致し方ないか。それでも画力ハンパ無い・・・ですよ。

椿図屏風とか圧巻(゚Д゚ )

左の2枚分の屏風(四曲の第三扇と第四扇と言えばいいのかなぁ?)に何も描かれていないのがミステリアス・:*:・(*´∀`*)・:*:・

そして(゜o゜;)なんと(゜o゜;)なんといつの間にかアダンの海辺が寄託されて展示されているではないかヽ(≧▽≦)ノ

神を描いた男・田中一村 (中公文庫) で読んだ一村の言動に納得。本の中で一村が「ココの石がダメだ」みたいなことを言っていたのでじっくりと見てみたけど・・・皆目見当がつかない。だってなんか、砂粒一つ一つを描く様な勢いの画面だったぞっ。

遠くに浮かぶ積乱雲もいい感じで描かれていた。この辺りになると印刷物ではわかりませんので、本物を鑑賞して下さい(`・ω・´)

アダンの海辺があるなんて、やるな!!千葉市美術館(o^-')b

気分良く家路に向かうことが出来ました。

多少の知識が無いとかなり異なった印象を持ってしまうこともある。過去の日記「田中一村 新たなる全貌 を観に行った。」を読んでそう思った。

けれども、それこそが It's real. ってやつだろう。

どっかの誰かが、こっそり創った作品に興味を示すことなど皆無。