中島敦 作「山月記」を読んだ

部屋のあちらこちらに散らばっているメモをデジタル化しようと思い整理していたら・・・下記の通り記されたメモを発見(`・ω・´)

今思えば、全く、おれは、おれの持っていたわずかばかりの才能を空費してしまったわけだ。人生は何事をもなさぬにはあまりにも長いが、何事かをなすにはあまりにも短いなどと、口先ばかりの警句を弄しながら事実は、才能の不足を暴露するかもしれないとの卑怯な危惧と、刻苦をいとう惰性とがおれの全てだったのだ。

随分と昔にメモしたものなので、元ネタも解らない。

けれど、仕事が忙しかったりするといつも脳裏を過るのが「人生は何事をもなさぬにはあまりにも長いが、何事かをなすにはあまりにも短い」の部分。

もちろん、多くの場合、自分の怠惰から望むべき、あるいは、望まれるべき場所まで辿り着けなかった時に思い浮かぶフレーズ。

ネットで検索したら簡単に見つけることができた。

中島敦 作「山月記」

青空文庫にUPされていた。短い作品なので読んでみたら・・・自分のことのようで寒気がした。

今思えば、全く、己は、己の有っていた僅かばかりの才能を空費して了った訳だ。人生は何事をも為さぬには余りに長いが、何事かを為すには余りに短いなどと口先ばかりの警句を弄しながら、事実は、才能の不足を暴露するかも知れないとの卑怯な危惧と、刻苦を厭う怠惰とが己の凡てだったのだ。

私はどんな獣に身を堕したのだろうか?・・・などと考えない様にしよう。そうしよう。