「ドキュメントのラスタライズ効果設定」には注意が必要だ

来年度から始まるミニ展示(トピックス展と呼ばれている)用のポスターとチラシのデータ入稿が完了した。いわゆる下版終了というヤツである。

このサイトで紹介できるかどうかは分からないけど、なかなかのデキで本人は満足している。後は発注先の印刷屋さんがミス無く納品してくれれば全てがOKである。

クライアントから机を借りて、そこにある諸々の機材をお借りしつつ作業をしているのだけれど、印刷物の確認はプリントアウトして行うのが私のやり方。使っているのがエプソンの複合機なのだが、オフィスユース発想のマシーンなので印刷物の確認には若干の注意がいる。

1)色調整が出来ていないので実際の刷りとは色が異なる。
2)グラデーションの表現が刷り物よりもイイ感じでプリントアウトされてしまう。

などの特徴がある。

これらの事は色校の時に細心の注意を払えば回避は可能なのだが・・・昨今はデザインから文字校まで対応するのが当たり前になっているので、印刷物に関わる者としてはまづ『誤字』に全力を注ぐ事になり、デザイン面でのチェックが疎かになることもある(許される事では無いのだけれど)。

今回は色校で気付いたので良かったのだが、ドロップシャドーの階調がガタガタになっていた。原因は効果メニューの中にあるドキュメントのラスタライズ効果設定の解像度の設定。

ラスタライズ効果設定


印刷屋さんの持ってきた簡易色校では確認できたのだけれど、普段使いのプリンターでは階調がそれなりになっていたので、色校まで気が付かなかった。

データを作成したMacBook Pro 2000/15 MC721J/Aは、ついこの間まで「全身全霊をかけて」パネルを作成していた。以前の記事にもある通り、パネル作成時にはラスタライズ効果設定をスクリーン(72ppi)にしていないとデータが重くなりすぎて作業ができない。効果の設定を変更すると以後、新規作成するファイルは変更した状態をKeepするので注意しないと適切な解像度設定になっていない事になる。

普段、新規でファイルを作成する時なかなかこの項目までcheckしませんよね。

刷り物やWeb、パネルなど異なるメディアの資材をイラストレーターで作業するときは注意が必要である。