借用データの色補正

やっかいな世の中である。

昨今は作品を所蔵している美術館に、作品の現物ではなく、デジタルデータを借りてプリントアウトしたものを展示することも多くなっている。

データの管理、つまりデータ化の方法は館によってバラバラで統一した規格が無い様子。もちろん、カラーチャートと一緒に撮影したデータもあるけれど、CMS(カラーマネージメントシステム)によって管理されている環境下でなければチャートの意味は無い(´・ω・`)

これまで関わっていた案件で絵画のデジタルデータを出力してパネルとして展示する必要に迫られた。私はその絵の本物を見た事が無い・・・データにカラーチャートも無い。色とか分からないので、そのままプリントアウト。すると担当者が(# ゚Д゚) ムッキー・・・なんか色違うし(#゚Д゚)ゴルァ!!とご立腹。

そんなこと言われても(´・ω・`)・・・とか言いながら、想定内(^▽^)

色の分かる刷り物を準備してもらって、ちょこちょこと画像を修正。プリントアウトでOKを頂いた。以下はその時のデータ修正に関する覚え書きなのだ。

画像は著作権の無い、自分の撮った画像を参考までに載せてみた。


その1

イメージ > 画像補正 > カラーバランス… より中間調のカラーレベルをR+13、G+12、B-32に調整。

イメージ > 画像補正 > トーンカーブ… でコントラストをつけてみた。

トーンカーブ


その結果が下の画像。

参考画像01

下は補正をしていない元画像
参考画像_基


その2

レイヤー > 新規調整レイヤー > トーンカーブ… でコントラストをやや落とす。このレイヤーの不透明度を50%に設定。

画像にかぶっている茶色を抜きたかったので、レイヤー > 新規塗りつぶしレイヤー > ベタ塗り… で青色でベタ塗りしたレイヤーの描画モードを覆い焼きカラーに設定。

レイヤー


その結果が下の画像。この画像では不自然になってしまっているが、べた塗りしたレイヤーの青色で青の調整できることが解ると思う。

参考画像02

下は補正をしていない元画像
参考画像_基

CMSを導入している環境下でなければ、数値による管理は不可能なので、絵画から受ける印象をストレートに表現できる方向で修正。色のイメージは物理的な要素より脳内で結実した印象が優先される様な気がしたので、膝を交えながら(本当は交えてないけど)話し合いをして情報を整理、本物の色再現よりも印象を再現することに比重を置く。生理学的なことは分からないけれど、個人的には色とかは目で見るというより、脳で見ている・・・そんな気がしているし、クライアントの反応も多くは脳内の反応に沿う方が良い結果が得られている様に思う。

眼球はむき出しになった脳・・・そんな言葉を何かで読んだ気がするのだが、その通りだと思う(`・ω・)ゝビシッ