アブラコウモリの子育て

子育て

アブラコウモリは秋に受精して、精子は子宮壁に張りついて、 エサである虫が多くなる時期まで 子宮の中で精子のまま生き続ける・・・何とも奇妙な

アブラコウモリの受精

アブラコウモリはイクメンにあらず、オスは子育てに関わらない。
そもそもオスとメスのネグラは別だし。

メスは繁殖集団ってのをつくって冬越しする。

越冬用の場所と同じ場所の事もあるし・・・変える事もある。

越冬用の場所は中途半端に暖かい場所だと途中で目を醒ましてしまうので ある程度、寒い場所を選んでいる。 エサが無いのにフラフラと外出してエネルギーを使い果たしてしまうと 昇天してしまうからね。

7月はじめくらいに幼獣が生まれる。
アブラコウモリは1回に2~3頭、他のコウモリは1頭(一産一子)
お母さんがネグラにいる時は、お母さんにしがみついてるけど
お母さんが外出中は置き去りにされてしまう(´・ω・`)

Q:幼獣も空を飛ぶの?・・・A:飛べない。
幼獣は毛が生え揃うまで2週間前後かかります。
そして飛べる様になるのは1ヶ月後くらいですかね。

ちなみにコウモリの飛行距離は・・・実はまだきちんと調査した事が無いのだけれど 1km前後と言われています。
ユビナガコウモリのように季節によって移動するコウモリもいますが。

情報源:2010 千葉県立中央博物館 生態園トピックス展「まちのコウモリ」より


エコロケーション

エコロケーション

スープなどで美味しく食べられるけど見た目はコウモリの姿煮・・・でおなじみの大型のオオコウモリ(別名:フルーツバット、果物を食べてるから)は大きく、つぶらな瞳をしていて、主に視覚によって生活している。

一方、アブラコウモリなど小型で虫などをエサにしているコウモリの場合、視覚よりもエコロケーション(反響定位)によって生活している。
エコロケーションは20~30mくらいあるけど、目は見えるよ
洞窟暮らしが長くて、目が退化してしまった訳ではないようだ。

晴れ、曇りの違いも解るし・・・飛んでいる時は目を使って飛んでいると思われます。でもメインは エコロケーションなのだけれど。

目隠しして飛ばすと(飛び方がヘタになるらしいが)普通に飛べるけど・・・耳をふさぐと飛べなくなるらしい。

エコロケーションを使うのは光による情報伝達が十分に機能しない状況下(夜の暗闇で小さな虫を捕まえる)で、より効率の良い音による情報伝達を 選んだからといったところか。

音(超音波)を出す場所はから出すタイプとから出すタイプがいるとの事。鼻から音を出すタイプはきっと・・・音が出る様な鼻をしているはずだ。

追加:ナイトロスト(休憩中)の時に懐中電灯で強い光を当てると嫌がって、追っ払えるぞ(`・ω・´)・・・光を感じている証だ。

情報源:2010 千葉県立中央博物館 生態園トピックス展「まちのコウモリ」より


コウモリの先祖は誰でしょう?

コウモリの先祖

現在確認されているコウモリの化石は最も古いものが約5000万年前のもので、 このとき既にコウモリの完成形であり、それ以前の先祖との中間の様な化石は見つかっていないので 現在のところコウモリの先祖は解らないと言う事になります。

5000万年前って・・・人類の祖先は猿の大きさにもなっていない頃だから、コウモリはやる事が早い(`・ω・´)

遺伝子解析ではローラシア獣上目、ネコとかウマとかの系統に属する様子。 ローラシア獣の中でも奇蹄目・食肉目に近い事からペガサス野獣類というのが系統の名称として提案されているらしい。

(私も詳しくは説明できないから)すごく大雑把な説明をすると 牛よりもコウモリの方が馬に近いということ。
見かけで判断してはいけないという事のようです。

ちなみにウマは奇蹄目、ウシはクジラ偶蹄目・・・ひずめの数が奇数か偶数かによる。クジラにはひづめが無いけれど・・・ と思った方はご自身で調べてみた下さい。

ツパイ目って言う樹上性で、長い尾を持ち、やや細身のリスのような姿をした グループが先祖のように想像してしまうけれど、ネズミの仲間とは早い段階でたもとを分けてしまった 遠い間柄なのでツパイ目は先祖ではありません。

とはいえ・・・ネズミは全ての哺乳類のテンプレートみたいなものですから コウモリの遠い先祖がネズミであるような想像は出来ます???

情報源:2010 千葉県立中央博物館 生態園トピックス展「まちのコウモリ」より